【オイル洗顔】のやり方とオイルの選び方

キレイのコツ

こんにちは、michiです。

近頃「オイル洗顔」という新しいスキンケア方法が美容業界でも話題になっています。

私もSNSで提唱者mimiさんのポストを見かけて実践してみた一人。

今回の記事は、これまでの常識を覆す「オイルで洗顔」という美容法を美容業界にいるものとして考えてみたまとめです。

この記事がおすすめなのはこんな人

  • オイル洗顔が気になる
  • 正しいオイル洗顔の方法を知りたい
  • 使用するオイルのおすすめが知りたい

小難しい話もあるので、迷える子羊のみ読み進めてください。

オイル洗顔とは?

オイル洗顔は、一般的なクレンジングオイルを使うメイク落としの方法ではありません。

そもそもクレンジングオイルは、「油は油に溶ける」という原理に基づき、オイルを使って皮脂やメイクなどの油性の汚れを溶かしだすというものです。

ただし、油は水と混ざりあわないため、「界面活性剤という成分ですすぎやすくする必要があります。

また、オイル系以外のクレンジング(ジェルやミルクなど水溶性をうたっているもの)は、皮脂やメイクなどの油性の汚れを溶かしだすために多量の界面活性剤を含んでいます。

「オイル洗顔」で使うオイルには、界面活性剤が入っていない100%ピュアオイルを使用するのが最大の特徴です。

ちなみに提唱者のmimiさんがすすめているのは「ベビーオイル洗顔」です。

これまでの美容業界のセオリー

美容業界の常識として、「メイク落としには界面活性剤が必要である」というもの。

メイク汚れや皮脂は油性なので、オイルクレンジングであれば界面活性剤で水と混ざりあうようにしなければ落とせない、使用感をさっぱりさせた水溶性のクレンジング剤は油性の汚れを浮かすために界面活性剤は必要不可欠、という一般論がありました。

ですので、クレンジングのコーナーにある商品はどれも「界面活性剤」を含んでいるんです。

「界面活性剤」は肌のバリア機能を正常化させている細胞間脂質(主にセラミド)と油汚れの区別はできません。そのために、肌に必要な油分まで洗い流すことになるんです。

そして「界面活性剤」を含んだ油分が肌に残っては肌荒れやニキビの原因になるので、クレンジングのあとは洗顔をしてきれいさっぱり洗いあげましょう、と。

最後の仕上げまでして徹底的に肌を乾燥させる方向でスキンケアをする必要がありました。

洗い流した油分を補うために、化粧水・美容液・乳液・クリームなどなど、たくさんの化粧品が必要なんだとばかりに売られているわけです。

洗浄力を抑えた商品ももちろんありますが、汚れや界面活性剤が残ってしまっては同じですので、汚れを落とすことと肌を守ることは両立できないとされていたんです。

オイル洗顔がおすすめな理由

「汚れを落とすことと肌を守ることは両立できない」という常識が、「オイル洗顔」なら覆ります。

界面活性剤が入っていない

洗顔での仕上げがいらない

この点から、従来のクレンジングでは一緒に流されていた細胞間脂質が守られることになります。

また、肌には水溶性の保湿成分天然保湿因子(NMF)というものが存在していて、水で洗うだけで流れていくという困った成分なんですが、この保湿因子はもともと細胞間脂質に守られているので、これまた流出しないということになります(後から書いていますが、オイル洗顔では水を使わないのでそもそも流れ出ないということに)

通常のクレンジングや洗顔では失われてしまう大事なものが守られるという点が、オイル洗顔をおすすめする一番のポイントです!

オイル洗顔のやり方

1、皮膚が濡れていない状態で、メイクの上からオイルを大さじ1ほど塗布。

2、手のひらでぺたーぺたーっとなじませていきます。

3、1分ほどでティッシュオフ。肌の上にティッシュを乗せてオイルを吸わせるイメージ。何枚かティッシュを交換しながら吸わせます。

4、基本洗顔はしませんが、ぬるつきが気になるなら泡立てた洗顔料を肌にのせて3秒ほどで流します。(水野温度はぬるま湯とも言えないようなぬるさ)

絶対に守ってほしいこと

こするのは厳禁です。オイル塗付時も、ティッシュオフ時も、洗顔時も絶対にこすりません。

ティッシュにメイク汚れがまだ移るようなら2回目、3回目と繰り返してOKです。

どのオイルを使えばいい?

提唱者のmimiさんは「ベビーオイル」を推奨しています。

ベビーオイルの有名メーカージョンソンエンドジョンソンも、ベビーオイルでメイク落としは可能とうたってます。

私自身はニキビができやすい脂性肌ですので、ベビーオイルは合いませんでした。生え際やTゾーンに細かいぶつぶつが多数出現しました。

そこで、オイルの特性別に肌質別おすすめオイルを分けてみましたので、参考にしてみてください。

比較的手に入りやすいものばかりにとどめました。

脂性肌

ホホバオイル:シモンジア科のホホバの種子から取れる油。酸化しにくく刺激が少ない。

スクワラン:サメ由来は高価、植物由来は手頃。酸化しにくくサラッとしている。皮脂を構成するワックスエステルに近い。*2重結合前の「スクワレン」は酸化しやすいので注意。

乾燥肌、敏感肌

ミネラルオイル:石油を蒸留し精製して作られる。通称ベビーオイル。ワセリンと同じ。酸化しにくく皮膚へ浸透しにくい。密着性が高い。

オリーブオイル:モクセイ科植物オリーブの果実から得られる脂肪油。皮膚をやわらかくする。アクネ菌のエサとなるオレイン酸が豊富。

マカダミアナッツオイル:マカダミアの種子から得られる油。酸化しにくい。皮膚をやわらかくする。アクネ菌のエサとなるオレイン酸が多め。

結論 ミネラルオイルかホホバオイルがおすすめ

ミネラルオイル(ベビーオイル)はほとんどの方にアレルギーが起こらず、赤ちゃんや傷の保護に使われるワセリンと同類のものです。サラサラのワセリンと思ってください。

肌をラップするようなイメージのオイルなので、乾燥肌や敏感肌さんのように皮膚のバリア機能が低下している人はミネラルオイルを選ぶといいです。

一方でホホバオイルは皮脂の成分に近く、ミネラルオイルほどの密着性もありません。

毛穴につまりにくいので、ニキビ肌、脂性肌、混合肌の人に向いています

ただし、植物のアレルギーが気になる場合はミネラルオイルがいいですよ。

特にナッツ系のアレルギーの人はマカダミアナッツオイルやピーナッツオイルなどは避けてください。

ちなみに、ホホバオイルは臨床結果でアレルギー性がないと判断されています

参照:化粧品成分オンラインhttps://cosmetic-ingredients.org/base/9274/

まとめ

オイル洗顔は、これまでの常識を覆してしまう大ニュースでした(少なくとも私の中では)

今までどれだけ肌に負担なくしっかりと汚れを落とし保湿をするのが大切かお客様に伝えてきたのに…

クレンジング剤も洗顔料もいらずで保湿しなくても潤っている方法があるなんて。

半信半疑ではじめた「オイル洗顔」ですが、もう元のW洗顔法には戻りたくありません。

毛穴の黒ずみもなくなったし、お風呂上りのツッパリ感もない。

かなりおすすめの美容法です。

毛穴の黒ずみがどのような理屈でなくなるかは別記事⇩で解説しています!

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