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ニキビではないのに、ぽつっと盛り上がって、真ん中に小さなくぼみがある。おでこや頬に、そんなポツポツが少しずつ増えていく——。
元エステティシャンの私が皮膚科で「脂腺増殖症」と診断され、医師の処方でイソトレチノインを半年服用し、最後に残った跡をアグネスで整えるまでの記録です。最初の皮膚科で「デマ」と言われ、3つの病院を回ることにもなりました。まずは写真からご覧ください。
※この記事は、医師の診断・処方を受けたうえでの個人の体験を記録したものです。変化や副作用には大きな個人差があり、特定の治療をおすすめするものでも、医学的な助言に代わるものでもありません。ご自身の治療は、必ず医療機関でご相談ください。
脂腺増殖症にイソトレチノインを服用した結果【写真】
同じ場所を、服用前と服用1か月後に近くから撮影したものです。


私の場合、1か月でポツポツの「高さ」が穏やかになり、4か月ほどでほぼ目立たない状態になりました。最後にわずかに残った跡のような毛穴は、アグネスという施術で2回整えています。
ここまでの経過を、先にまとめておきますね。
| 時期 | 見た目 | 皮脂・化粧・その他 |
|---|---|---|
| 服用前 | ドーム状の盛り上がりと中央のくぼみ | メイク後2時間ほどでテカる |
| 10日目 | ポツポツの高さが少しずつ穏やかに | テカリが減り、化粧崩れがほとんどなくなる |
| 20日目 | 全体に目立ちにくくなってきた | 毛穴の目立ちも和らぎ、マットな印象に |
| 1か月 | 近くで見ても以前ほど主張しない | 油分を感じないサラサラ肌に。唇の乾燥と小じわが気になり始める |
| 4か月 | ほぼ目立たない状態に | 跡のように広がった毛穴がわずかに残る |
| アグネス2回後 | 私自身、気にならない状態に | 施術1週間後は小さな赤みが少し残る |
もちろん、唇の乾燥という「代償」もはっきりありました。なぜこの治療を選んだのか、どう変わっていったのかを、順番にお話しします。
なぜイソトレチノインを服用することになったのか
元エステティシャンでも、自己判断ではどうにもならなかった
エステティシャン時代、たくさんの方の肌を見てきました。毛穴の詰まりや角質のケアなら、ある程度は自信があります。それでも、自分の顔にできたこのポツポツは、どう手を尽くしても小さくなりませんでした。
今ならその理由がわかります。エステやスキンケアで扱えるのは、毛穴の詰まりや肌表面のコンディションまで。脂腺増殖症は「脂腺そのものが大きくなっている」状態なので、洗顔やピーリングをどれだけ丁寧にしても、そもそも守備範囲の外なんですね。
白ニキビや角栓と見分けがつきにくいのも、この悩みのやっかいなところです。元プロとして正直に言うと、見た目だけで判断して、自分で押し出したり削ったりするのは避けてください。跡が残る原因になりますし、見た目が似ている別の皮膚の病気が隠れていることもあります。
近所の皮膚科で「イソトレチノインが効くなんてデマ」と言われた
最初に行ったのは、美容皮膚科も併設している近所の皮膚科でした。診断は「脂腺増殖症」。治療としては、炭酸ガスレーザーなどでポツポツを外側から処理する方法をすすめられました。
そこで、事前に調べていたイソトレチノインについて聞いてみたところ、返ってきたのは「イソトレチノインが脂腺増殖症に効くなんてデマですよ」という言葉でした。
正直、戸惑いました。有名な皮膚科や美容外科のブログでも、脂腺増殖症への使用例が紹介されているのを読んでいたからです。
この治療は日本では保険の対象外で、大規模な研究もまだ限られています。医師によって見解や扱いがまだ分かれる段階の治療なのかなと思います。
レーザーに踏み切れなかった3つの理由
「デマ」と言われても、すぐにレーザーを受ける気持ちにはなれませんでした。ためらった理由は、次の3つです。
- ダウンタイム:顔にかさぶたができる期間があるのは、仕事をしている身にはなかなかしんどいものです。
- 再発:ひとつ処理しても、別の場所から新しく出てくる「いたちごっこ」になりやすいと聞いていました。
- 費用:1個あたり数千円〜という料金で、イソトレチノインの服用よりはるかに安いのは魅力でしたが、跡が残る可能性があることが引っかかりました。
レーザーが劣っているという意味ではありません。私の場合は「数が多く、これからも増えそう」という状況だったので、ひとつずつ処理していく方法に不安が残った、ということです。
セカンドオピニオンで、内服を処方してもらった
納得できないまま諦めるのも違う気がして、セカンドオピニオンを受けることにしました。
次に選んだのは、少し遠いけれど、ホームページに「脂腺増殖症の治療にイソトレチノインを処方している」と明記していた病院です。
そこでは脂腺増殖症への内服について説明を受け、診察と血液検査を経て処方していただけました。振り返ると、「最初からここに行っといたらよかった」と思います。
同じ悩みで病院を探している方には、その病院のホームページに、脂腺増殖症の治療内容が具体的に書かれているかを事前に確認してみることをおすすめします。

イソトレチノインは、日本では医薬品として承認されていない未承認薬で、保険は使えず自由診療になります。私に処方されたのは1日20mgで、目立たなくなってきたら10mgに減らす方針でした。減量のタイミングも医師と相談しながら決めています。
用量は体重や体調、血液検査の結果などから医師が判断するものです。ここに書いたのはあくまで私に処方された内容であって、「この量を飲めばよい」という目安ではありません。
服用開始から4か月の経過
ここからは、私の顔の時系列の記録です。写真はいずれも加工していません。
Day0(服用前)|盛り上がりとテカリが一番の悩み

ドーム状に盛り上がり、真ん中にくぼみのあるポツポツが点在している状態です。皮脂も多く、メイクをして2時間ほどで顔がテカってくるのが日常でした。
Day10|ポツポツの「高さ」が穏やかに。化粧崩れがほぼなくなる

服用を始めて10日ほどで、あれほど気になっていたポツポツの高さが、少しずつ穏やかになってきたように感じました。
それ以上に驚いたのが、顔全体のテカリが目に見えて減ったことです。2時間でテカっていたのが嘘のように、このころから化粧崩れはほとんどなくなりました。脂腺増殖症のために飲み始めた薬でしたが、皮脂の量そのものが変わっていくのを毎日の鏡で実感しました。
Day20|毛穴の目立ちも和らぎ、肌がマットな印象に

皮脂が落ち着いてきた副産物として、毛穴の目立ちも和らぎ、肌全体がマットで清潔な印象に近づいてきました。皮脂と毛穴の関係については、エステ時代の知識も含めて毛穴が目立つ本当の理由でまとめています。
Day30(1か月)|油分を感じない、サラサラの肌に

顔色が沈んで粗も目立ちやすい蛍光灯の下で、しかも無加工で撮ったものです。それでも私の場合は、ここまで穏やかな状態になりました。
このころには、化粧崩れどころか、触っても油分を感じないサラサラの肌になっていました。一方で、油分が減ったぶん、小じわが目につくようになったのも正直なところです。皮脂は悩みの種でしたが、肌を守る大事なものでもあったんやなあと、身をもって感じました。
4か月|ほぼ目立たない状態に

医師の管理のもとで服用を続け、4か月ほどで、ポツポツはほぼ目立たない状態になりました。この間の血液検査でも、私の場合は異常は出ていません。
ただ、ここまでくると人間は欲張りになるものですね。盛り上がりが引いたあとに、跡のように少し広がった毛穴がわずかに残っているのが気になり始めました。この続きは、後ほど「アグネスで仕上げた話」でお伝えします。
実際に感じた副作用|私の場合は「唇の乾燥」に集中
良い変化ばかりをお伝えするのは、誠実ではありませんね。イソトレチノインで多くの方が経験するといわれるのが乾燥で、私も例外ではありませんでした。
唇は、経験したことがないほど乾く
唇は、これまで経験したことがないほどパリパリに乾きます。常に川が剥ける。
私が服用を始めたのは冬だったこともあって、リップケアなしでは過ごせない状態でした。
唇の乾燥対策として、処方元の病院ですすめられ、実際に手放せなくなったのがこちらです。
ワセリンの中でも精製度の高い「サンホワイト」です。余計なものが入っていないので、荒れた唇にも使いやすいのが助かりました。
私はチューブを常に持ち歩いています。服用を検討している方は、始める前に手元に用意しておいてみてください。
目や鼻の乾燥は感じなかった。血液検査も異常なし
イソトレチノインでは、目の乾きや鼻の粘膜の乾燥が出る方もいるといわれます。私の場合、乾燥を感じたのは唇だけで、目や鼻の乾燥は感じませんでした。定期的な血液検査でも、異常は指摘されていません。
ただ、これは私の体質の話です。副作用の出方は人によって大きく違うので、「軽くすむはず」と考えず、気になる変化があれば早めに医師に相談してみてください。
減った油分は「引き算」のスキンケアで守る
顔の乾燥こそ強くは感じなかったものの、油分が減って小じわが目につくようになったのは事実です。服用中に私が意識したのは、足すことより「奪いすぎない」ことでした。
私はもともと、肌に必要な油分を取りすぎないオイル洗顔を取り入れていたので、服用中もなめらかさを保ちやすかったように感じています。
保湿は、刺激になりにくく守りに徹した化粧水が助けになります。敏感に傾いた肌の化粧水については、こちらでまとめています。
小じわが気になり始めてからは、超音波美容器の出番も増えました。皮脂が落ち着いた肌に、保湿をていねいに届けるイメージです。実際に使っているものは超音波美容器のおすすめ2選で詳しくご紹介しています。
服用前に医師から説明された注意点
乾燥以外にも、イソトレチノインには事前に知っておくべき注意点があります。私も処方前に説明を受けました。代表的なものを挙げておきます。
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方は服用できません。胎児への重大な影響(催奇形性)が知られているため、服用中と服用終了後の一定期間は避妊が必要とされます。期間は必ず医師の指示に従ってください。
- 血液検査で経過をみる必要があります。肝機能や血中脂質(中性脂肪・コレステロール)などを確認しながら進めます。
- 服用中・服用後しばらくは献血ができません。
- 肌が敏感になり、日焼けしやすくなることがあります。紫外線対策はいつも以上に丁寧にしたいところです。日焼け止めの選び方は日焼け止めの選び方と落とし方で解説しています。
そして、実際に服用した一人として、いちばん強くお伝えしたいことがあります。
個人輸入で手に入れて、自己判断で飲むことはおすすめしません。
医師に否定されて悔しい気持ちは、私もよくわかります。それでも、血液検査も副作用の管理もないまま作用の強い薬を使うのは、リスクが大きすぎます。私のように、別の医療機関で相談するという道を選んでみてください。
4か月後、残った跡のような毛穴をアグネスで整えた
「あと少し」を仕上げたくて、3つ目の病院へ
ほぼ目立たなくなったとはいえ、盛り上がりがあった場所には、跡のように少し広がった毛穴が残っていました。元エステティシャンの性分でしょうか、ここまで来たら仕上げたくなったんです。
そこで希望したのが、アグネスという機械で皮脂腺を焼く治療です。ところが、イソトレチノインを処方してもらった2つ目の病院にはアグネスがありませんでした。結局、アグネスを導入している3つ目の病院へ。
脂腺増殖症ひとつで3か所目です(笑)。
この経験からも、病院によって治療の考え方も、置いている機械も違うということを実感しました。受けたい治療が決まっている場合は、事前にホームページや電話で確認しておきましょう。
アグネスとは|皮脂腺をピンポイントで処理する施術
アグネスは、先端以外が絶縁された細い針を皮膚に入れ、針先にだけ高周波を流して、狙った皮脂腺を処理する施術です。周りの皮膚へのダメージを抑えながら、気になる部分だけに働きかけられるのが特徴とされています。
内服で全体の皮脂腺を落ち着かせたあとだったので、処理する箇所が少なくてすんだのは、結果的に大きかったと感じています。
針を刺すのもチクっとするし、高周波流すとピンポイントで剣山刺してるような痛みが一瞬走ります・・・イソトレチノイン飲んでおいてよかったです。
施術のタイミングは、服用しながらでしたが、状況も含めて医師と相談して決めました。
2回の施術後|もともとなかったかのように感じる肌に

アグネスを2回ほど受けたあと、私自身、もともと脂腺増殖症がなかったかのように感じるほどの肌になりました。
ダウンタイムについても書いておきますね。施術後は、針を入れた箇所に少し盛り上がって赤みが出ます。
写真は施術から1週間後のもので、赤い点が少し残っている程度でした。赤みの出方や引くまでの期間には個人差があるので、施術前に医師に確認しておくと安心です。
ただし、脂腺増殖症は体質的に再びできてくる可能性があるものです。この先どうなるかは、引き続き記録していきます。
脂腺増殖症にイソトレチノインが使われる理由
ここからは、私の体験を医学的な情報で補足しておきます。「なぜ皮脂が減ると、ポツポツの見え方も変わったのか」の答えがここにあります。
脂腺増殖症とは|ニキビとの違い
脂腺増殖症は、皮脂をつくる「脂腺(皮脂腺)」が大きくなり、皮膚の表面に小さな盛り上がりとして現れる良性のできものです。
- やわらかく、少し黄色みのあるドーム状の盛り上がり
- 中央に小さなくぼみがあることが多い
- おでこ・頬・鼻など、皮脂の多い場所にできやすい
- 痛みやかゆみはなく、中年以降に増えやすい
ニキビは毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こすものですが、脂腺増殖症は炎症ではなく「脂腺そのものの肥大」です。加齢にともなってホルモンの状態が変わり、脂腺の細胞の入れ替わりがゆっくりになることで、脂腺が大きくなっていくと考えられています。ニキビケアをがんばっても小さくならないのは、このためなんですね。
イソトレチノインが皮脂腺に働く仕組み
イソトレチノインはビタミンA誘導体の内服薬で、海外では主に重症ニキビの治療に使われてきました。皮脂腺の細胞の増殖を抑え、皮脂腺を小さくし、皮脂の分泌量を大きく減らす作用が知られています。
脂腺増殖症は「脂腺が大きくなった状態」なので、その脂腺自体に働きかけるこの作用が、治療の選択肢として検討される理由です。私が10日目ごろに感じた「化粧崩れがなくなった」「ポツポツの高さが穏やかになった」という変化も、この作用と重ねて考えると納得がいきました。
一方で、脂腺を小さくする作用は服用中に得られるものなので、服用をやめると再びできてくる可能性も指摘されています。減量や継続の仕方を医師と相談しながら決めていくのは、このためです。
国内の報告と、その限界|医師の見解が分かれる理由
2024年には国内でも、脂腺増殖症の患者5名に経口イソトレチノインを用いたShort Report(短報)が発表されています。また、脂腺増殖症への使用例を公開している皮膚科・クリニックも増えてきました。
ただし、5名という小規模な報告であり、「誰にでも効く」と言える根拠にはなりません。多くの人を対象にした比較試験で確かめられた段階ではないため、私が最初の皮膚科で否定されたように、医師によって評価が分かれるのも自然なことだと今は理解しています。私の体験も、あくまで「1例」として読んでいただけたらと思います。
保険は使えず、自由診療になる
イソトレチノインは日本では未承認のため、保険適用外の自由診療です。薬代に加えて診察料や血液検査の費用もかかり、金額は病院によって異なります。費用や用量、副作用について丁寧に説明してくれるかどうかも、病院選びの基準にしてみてください。
レーザーなど他の治療との違い
脂腺増殖症の治療は、大きく「外側から処理する方法」と「内側から働きかける方法」に分かれます。どちらが優れているということではなく、考え方の方向性と、向いている状況が違うと捉えていただくのがよいと思います。
| レーザー・焼灼治療 (炭酸ガスレーザー、アグネスなど) | イソトレチノイン内服 | |
|---|---|---|
| アプローチ | 大きくなった脂腺を外側から処理する | 皮脂腺の働きに内側から働きかける |
| 対象 | 気になる箇所を1つずつ | 顔全体の皮脂腺 |
| ダウンタイム | かさぶた・赤みなどが出ることがある | 処置の跡はないが、乾燥などの副作用がある |
| 主な留意点 | 別の場所に新しくできることがある・跡のリスク | 未承認薬・医師の管理と血液検査が必要・中止後の再発 |
| 費用の考え方 | 個数に応じて加算されることが多い | 服用期間に応じてかかる(診察・検査代も) |
数が少なければ焼灼などの外科的な治療、多発している場合は内服を検討する、という説明をしている皮膚科もあります。
私の場合は、結果的に「内服で全体を落ち着かせてから、残った部分だけをアグネスで整える」という順番になりました。どちらか一方を選ぶというより、自分の状態に合わせて組み合わせる考え方もある、というのが実際に経験してみての感想です。
逆に、「気になるのが1〜2個だけ」「薬を飲み続けることに抵抗がある」「妊娠の予定がある」という方には、別の選択肢のほうが合うこともあるはずです。ご自身の状況を医師に伝えて、選択肢を並べて相談してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 何日くらいで変化を感じましたか?
私の場合は、服用10日目ごろに化粧崩れの減少とポツポツの高さの変化を感じ始め、4か月ほどでほぼ目立たない状態になりました。ただし変化の時期や程度には大きな個人差があり、同じ経過になるとは限りません。
Q. 皮膚科で「イソトレチノインは効かない」と言われたら?
私も最初の皮膚科で「デマ」と言われました。脂腺増殖症への内服は、まだ研究が限られていて、医師によって見解が分かれる治療です。納得できない場合は、脂腺増殖症の治療内容をホームページなどで具体的に公開している医療機関で、セカンドオピニオンを受けるのもひとつの方法です。自己判断で個人輸入するのは避けてください。
Q. 脂腺増殖症は自然に治りますか?
基本的には、自然に消えていくものではないとされています。良性で体に害はありませんが、見た目が気になる場合に、外科的治療や内服といった選択肢が検討されます。まずは皮膚科での診断から始めてみてください。
Q. 塗るタイプの「トレチノイン」とは違うのですか?
別物です。この記事でお話ししているのは内服のイソトレチノインで、外用(塗る)のトレチノインとは目的も使い方も異なります。外用トレチノインは刺激が出やすいため、自己判断で顔全体に塗るのはおすすめできません。使い方は必ず医師の指示に従ってください。
Q. 服用をやめたら再発しますか?
中止後に再びできてくる可能性は指摘されています。私も減量や続け方を医師と相談しながら進めています。この先の経過は、この記事に追記していく予定です。
Q. 保険は使えますか?
日本では未承認薬のため、保険適用外の自由診療です。アグネスなどの施術も、美容目的の場合は自由診療になるのが一般的です。費用は病院によって異なるので、事前に確認しておくと安心ですね。
4か月服用して、元エステの私が感じたこと
振り返っていちばん大きかった気づきは、「肌表面のケアでは届かない悩みがある」と、元エステティシャンの私自身が認められたこと。そして、最初の答えだけで諦めなくてよかったということです。
3つの病院を回ったのは遠回りでしたが、病院によって考え方も設備も違うと知れたのは、大きな収穫でした。内服で全体を落ち着かせ、残ったところをアグネスで整える。
私にとってはこの順番が合っていましたが、唇の乾燥や小じわの目立ちといった代償もありました。良いことも、しんどいことも、両方あるのがこの治療なんやと思います。
レーザーにするか、内服にするか、組み合わせるか、何もしないか。どれを選ぶのが正解ということはなく、ご自身の肌の状態や生活、これからの予定によって答えは変わります。
もし今、顔のポツポツに悩んでいるなら、まずは皮膚科で診断を受けてみてください。相談するときには、次のようなことを聞いておくと、ご自身に合った選択がしやすくなると思います。
- 本当に脂腺増殖症なのか、ほかの皮膚の病気の可能性はないか
- 私の数や範囲だと、どんな治療の選択肢があるか
- イソトレチノインやアグネスを扱っているか(扱っていない場合、その理由)
- それぞれのダウンタイム・費用・再発の可能性
- 内服の場合、必要な検査や注意点(妊娠・献血など)
「焼くしかない」「否定されたから諦めるしかない」と思い詰める前に、選択肢はひとつではないと知っていただけたら。この記録が、そのきっかけになればうれしいです。これからの経過も、引き続き正直に記録していきますね。
※本記事は執筆者個人の体験に基づく記録であり、特定の医薬品や治療の効果を保証・推奨するものではありません。イソトレチノインは日本では未承認の医薬品です。服用を検討される場合は、必ず医療機関で医師の診断を受けてください。



