科学的根拠に基づく失敗しないスキンケア~洗顔・クレンジング編~

キレイのコツ

こんにちは、michiです。

今の自分の肌に満足していますか?

もし肌の状態が安定しているなら、今のスキンケア方法はあなたにとって正解の1つです。

でも「なかなかキレイにならない」

「自分にあった化粧品が分からない」

といった不満や悩みがあるなら、科学的なエビデンス(根拠、裏付け)を基に、スキンケアを正しく理解することが大切です。

思い描く理想の肌に近づきたくありませんか?

この記事を読むことで、今手元にある化粧品がどうなのか、これまでのスキンケア方法が間違っていないかを判断できるようになります。

今回は洗顔とクレンジングについてです。

なるべく分かりやすく説明していきますので、是非正しい知識を得てSNSの情報に惑わされないようにしましょう。

この記事がおすすめなのはこんな人

・透明感のある肌が理想

・ツヤ肌で毛穴の目立ちが少ない肌になりたい

・ハリがあって若々しい肌になりたい

洗顔料は、成分より泡の質

まず、スキンケアにおいて1番重要なステップ洗顔とクレンジングです。

なぜ、洗顔とクレンジングが最も大事か。

答えは「肌の機能を壊す行為」が洗顔(クレンジング)だからです。

皮膚の最も外側は、よく耳にする「セラミド」などがすき間なく埋まっていることで、乾燥を防いだり外からの異物の侵入を防御しています。

これをバリア機能と呼びます。

洗顔やクレンジングをすると、このバリア機能が低下します。

理由は、洗顔やクレンジングに含まれる「界面活性剤」がセラミドなどを洗い流してしまうからです。

界面活性剤とは、油汚れを落とすのに必須の成分です。

メイクや皮脂は油汚れなので、洗顔やクレンジングに界面活性剤を入れることですっきり汚れを落とせます。

ですが、セラミドなども油溶性の物質。

油汚れを落とす界面活性剤は、セラミドなども一緒に流してしまうんです。

かと言って、油汚れを肌に残してしまうと酸化して悪影響。

しっかり汚れは落としつつ、セラミドなど肌に必要なものは逃がさないことが、洗顔・クレンジング時における最大のポイントです!

ではどんな洗顔料がいいのか…

成分も大切ですが、もっとも気にしてほしいのは泡の質。

きめ細かい泡で洗うことです!

花王HPより

泡は、閉じ込められた空気です。

荒い泡は油を押しのけるんですが、細かくなればなるほどおしくらまんじゅうされた内側の人が押し返すかのごとく、外側に広がる力が働きます。

その時に吸引力が発生

まわりの油分を取り込んでいきます

界面活性剤は汚れのまわりを囲みながらすすぎによって流されていきます。

界面活性剤が肌に残るのもまた肌に悪影響です。

ですが、きめ細かい泡であれば、自分自身も吸い込まれる力に流され、肌に吸着しにくくなります。

泡による弾力で、皮ふ同士(手と顔の皮ふ)の摩擦が軽減されるのも大きなメリットです。

以上のように、泡の質を高めることがまず基本。

また、なるべく界面活性剤が肌に触れる時間を短くするために洗顔時間は20秒もなくていいです。

さらに専門的な話になるので、今回は「きめ細かいクリーミーな泡で洗う」という点だけを覚えてください。

泡で出てくるアイテムを選ぶのも手間がかからず細かい泡が出てくるのでアリです。

洗顔料の成分はアミノ酸系

次に洗浄成分についてです。

よく使われている洗浄成分は…

  • ラウリン酸
  • ミリスチン酸
  • オレイン酸
  • パルミチン酸
  • ステアリン酸

安い洗顔料は大体これです。

原料が安価で、洗浄力も強い特徴があります。

脂性肌の人は好みの使用感じゃないかな。

ですが、これらの洗浄成分は水道水のミネラル成分とくっつき、石鹸カスになりやすいです。

石鹸カスはこびりつく性質があるので肌に残りやすく、すすぎが難しいんです。

ではどの洗浄成分がいいかと言うと、アミノ酸系がおすすめです。

アミノ酸系洗浄成分は石鹸カスにならない。

市販のものでアミノ酸系を探すなら上記の洗浄成分が入っていないか、成分表を確認しましょう。

「アミノ酸系」と表記されていても、上記の洗浄成分も混ざっていることもあるので気をつけて。

すすぎはシャワーで

たまーに洗面器にお湯をためてすすいでるって人に出会うのですが、やめてください。

洗浄成分とすすいだ汚れをすくって顔にかけてるだけで汚いです。

すすぎは水圧弱めのシャワーで洗い残しゼロでお願いします。

朝からシャワーしない人は流しっぱなしのぬるま湯で何回もすすいでください、絶対。

クレンジングはメイク商品とスキルで選ぶ

ミルククレンジング、ジェルクレンジング、リキッドクレンジング、オイルクレンジング、バーム系クレンジングなどなど……

種類多すぎ問題。

クレンジングとは、メイクや皮脂汚れを落とすためのものです。

メイクをしている人は帰宅後すぐにクレンジングをしましょう。

落としやすさと肌へのやさしさを気にするかと思いますが、この2点は相反する問題です。

落としやすさで言うなら断然オイルクレンジングです(オイルの成分は…という話はまた別記事で)

汚れは油性なので、油分たっぷりのオイルが1番馴染みやすいです。

肌へのやさしさなら皮脂に近い成分構成の植物油脂を使ったミルクタイプのクレンジング。

保湿もしながらメイクを浮かせます。

オイルよりメイク馴染みが劣るミルクの場合、少し時間をかける必要があります。

その時にすってしまうのは絶対NG!

なるべく短時間でメイクと馴染む=摩擦を防げるということです。

エステティシャンのように摩擦を起こさず馴染ませることができるならぶっちゃけどのクレンジングでもいいです。

また、水に近いベースのクレンジング剤は、界面活性剤が多量に入っています。でなければメイクと混ざらないですから。(使用感もさっぱりするものが多い傾向です)

オイルクレンジングでも石油系のものは、すすぎやすくするために界面活性剤が配合されています。

クレンジングのすすぎ残しは悪ですからね。

界面活性剤が入っていないピュアオイルはどうかというと、すすぎにくい(乳化しにくい)という難点があるため、その後の洗顔をしっかりする必要がでてきます。(美容業界で目からうろこの「オイル洗顔法」が注目されています。別記事にて詳しく解説してます)

つまり、どれを使えばいいの?

初心者はオイル系

上級者は好きなもの

しっかりメイクの人が摩擦なくキレイに落とすにはオイルがいいですが、上級者ならミルク系でも使いこなせるでしょう。

日焼け止めとパウダーくらいなら初心者でもミルクOKです。決してこすらないで!

マストなのはクレンジングの洗顔です。

クレンジング剤を洗い流す意味で不可欠です。

上に戻ってもう一度洗顔のところを読みこんでください。

まとめ

クレンジングは自分のスキルと使用しているメイク化粧品によって選ぶこと

植物油脂ベースのものがどの種類でも肌にやさしめです。

洗顔はしっかり泡立て、顔にのせてから20秒以内で終わらせること

絶対にこすらないこと

以上が注意事項です。

日々、様々な研究がなされ、スキンケアも科学的に進歩しています。

昔提唱されていたことが、今ではNGの方法もあります。

こまめにチェックして情報は新しくしていきたいと思います。

プロも日々新しいことに出会い、知識を更新しています。

SNSに惑わされる人が少なくなるように願っていますが難しいですね…

タイトルとURLをコピーしました