正しい洗顔とクレンジングの方法|元エステが選び方まで解説

こんにちは、元エステティシャンのMです。

今の自分の肌に満足していますか? もし肌の状態が安定しているなら、今のスキンケアは、あなたにとっての正解のひとつです。

でも「なかなかキレイにならない」「自分に合った化粧品が分からない」という悩みがあるなら、科学的な根拠をもとに、スキンケアを正しく理解することが近道です。この記事を読めば、今のスキンケアが間違っていないかを、ご自身で判断できるようになります。今回は、洗顔とクレンジングについて。SNSの情報に惑わされないための、正しい知識をお伝えします。

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この記事がおすすめなのはこんな人

  • 透明感のある肌が理想
  • 毛穴の目立ちが少ない肌になりたい
  • ハリのある若々しい肌になりたい

洗顔・クレンジングは、最も大切なステップ

スキンケアでいちばん重要なのが、洗顔とクレンジングです。なぜなら、洗顔(クレンジング)は、見方を変えれば「肌の機能を一時的に低下させる行為」でもあるからです。

肌のいちばん外側は、セラミドなどがすき間なく埋まることで、乾燥や外部刺激から肌を守っています。これがバリア機能です。ところが、洗顔やクレンジングに含まれる界面活性剤は、メイクや皮脂といった油汚れを落とす一方で、同じく油になじむセラミドまで一緒に流してしまいます。

かといって、汚れを残せば酸化して肌に悪影響。つまり、「しっかり汚れは落としつつ、必要なものは逃がさない」——これが、洗顔・クレンジングの最大のポイントです。

洗顔料は「成分」より「泡の質」

では、どんな洗顔料がいいのか。成分も大切ですが、いちばん気にしてほしいのは「泡の質」です。ポイントは、きめ細かいクリーミーな泡で洗うこと

泡の質と洗浄
花王HPより

泡は、閉じ込められた空気です。荒い泡は油を押しのけるだけですが、細かい泡ほど、外へ広がろうとする力(吸引力)が働き、まわりの油分を取り込んでいきます。さらに、きめ細かい泡なら界面活性剤自体も肌に吸着しにくく、泡の弾力で手と顔の摩擦も軽減できます。

界面活性剤が肌に触れる時間は短いほどいいので、洗顔時間は20秒もかからなくて大丈夫です。細かい泡を自分で立てるのが難しければ、最初から泡で出てくるタイプを選ぶのも、手間がかからずおすすめです。

私が愛用しているのは、「炭酸の泡洗顔」。基本的に夜はオイル洗顔なので、洗顔料は使いません。

摩擦レス洗顔+1分エステ【EKATO 炭酸泡パック洗顔】

この洗顔料はきめ細かい泡で出てくるので摩擦をかけにくく、泡をのせてるだけでいいので時短ケアできてありがたいです。

洗浄成分は「アミノ酸系」がおすすめ

次に、洗浄成分について。安価な洗顔料に多いのは、次のような石けん系の成分です。

  • ラウリン酸/ミリスチン酸/オレイン酸/パルミチン酸/ステアリン酸

これらは原料が安く、洗浄力が強めです。さっぱりしますが、水道水のミネラルとくっついて「石けんカス」になりやすく、肌に残るとすすぎにくいという弱点があります。

そこでおすすめなのが、アミノ酸系の洗浄成分。石けんカスになりにくく、肌あたりもマイルドです。市販で選ぶときは、成分表に上記の石けん系成分が入っていないか確認しましょう。「アミノ酸系」とうたっていても、石けん系が混ざっていることがあるので注意してくださいね。

すすぎは「弱めのシャワー」で

洗面器にお湯をためてすすぐ方をときどき見かけますが、それは避けましょう。洗浄成分とすすいだ汚れを、もう一度顔にかけていることになります。すすぎは、水圧を弱めたシャワーで、洗い残しゼロを目指してください。朝にシャワーを浴びない方は、流しっぱなしのぬるま湯で、何度もすすぎましょう。

クレンジングは「メイクとスキル」で選ぶ

ミルク、ジェル、リキッド、オイル、バーム……クレンジングは種類が多くて迷いますよね。クレンジングは、メイクや皮脂汚れを落とすためのもの。メイクをした日は、帰宅後すぐに落としましょう。

選ぶときに気になる「落としやすさ」と「肌へのやさしさ」は、実は相反します。

  • 落としやすさなら、オイルクレンジング:汚れは油性なので、油分の多いオイルが最もなじみます。
  • 肌へのやさしさなら、ミルクタイプ:皮脂に近い植物油脂で、保湿しながらメイクを浮かせます。ただし、なじみに少し時間がかかります。

どのタイプでも共通する鉄則は、こすらないこと。短時間でメイクとなじませられれば、それだけ摩擦を防げます。

ここで注目したいのが、界面活性剤の入っていないピュアオイルを使う方法です。近年、美容業界で「オイル洗顔法」として注目されている落とし方で、肌に必要なうるおいを守りながら、メイクや日焼け止めをやさしくオフできます。私が使っているのは、ホホバオイル。クレンジングと洗顔を兼ねられて、洗い上がりもつっぱりません。

※ホホバオイルには「未精製のゴールデンホホバオイル」も市場に出回っていますが、酸化しやすいため、毎日の洗顔に使うにはあまり向きません。精製された無印良品のホホバオイル(透明タイプ)のほうが、酸化しにくく扱いやすいのでおすすめです。

オイル洗顔の詳しいやり方は、こちらにまとめています。

結論として、初心者はオイル系、使いこなせる上級者は好みのタイプを。しっかりメイクを摩擦なく落とすならオイルが安心ですが、日焼け止めとパウダー程度なら、初心者でもミルクで大丈夫です。いずれにしても、決してこすらないでくださいね。

よくある質問(FAQ)

Q. クレンジングのあと、洗顔は必要?

基本的に必要です。クレンジング剤を洗い流す意味でも、洗顔はセットで考えましょう(ピュアオイルでのオイル洗顔は、この工程を兼ねられます)。

Q. 洗顔は朝も夜もすべき?

夜はメイクや皮脂を落とすために必要です。朝は肌の状態に合わせて、ぬるま湯や、やさしい洗顔で。乾燥が強い方は、朝は洗いすぎないのも一つの方法です。

まとめ|「落としつつ、守る」が基本

  1. クレンジングは、メイクと自分のスキルで選ぶ(植物油脂ベースは、どのタイプも比較的やさしめ)
  2. 洗顔はきめ細かい泡で、顔にのせてから20秒以内に
  3. 絶対にこすらない

スキンケアは、日々の研究で科学的に進歩しています。昔の常識が、今ではNGということも珍しくありません。正しい知識を更新しながら、自分に合う方法を見つけていきましょう。

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20年前は「石油系の保湿剤」が悪者のイメージでした。でも今では、ミネラルオイルとして医療現場でも活躍する成分です。

常に新しいことに出会い、知識を更新して発信していきたいと思います。

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