日焼け止めの知識と正しい使い方

UVケア

こんにちは、michiです!

日焼け止め、1年中塗っていますか?

夏だけのものではありません。

年間で12月、1月は紫外線量は少ないですけど、太陽がのぼっている限り紫外線は降り注いでいます。

そして、紫外線は皮膚にダメージを蓄積します。

赤ちゃんの頃からジワジワと。

平成の後半から日焼け止めの重要さがようやく浸透し始め、今は乳児でも当たり前の夏アイテムですが、春も秋も冬も紫外線は出ています。

同じようにケアをすることで何が変わるのか詳しくご紹介していきます!

紫外線とは

普段目に見えている光は「可視光線」といい、それよりも波長が短く目に見えないものを「紫外線」と呼んでいます。

SPFは、紫外線B波(UVB)を防ぐ指標。
PAは、紫外線A波(UVA)を防ぐ指標。

UV-Bは皮膚の表面に影響する

UVB波(紫外線B波)は、太陽光に含まれる紫外線の一種で、波長が280~315ナノメートル(nm)の範囲にあります。以下がUVB波の主な特徴です。

  1. エネルギーが強い: UVA波(320~400nm)よりも波長が短く、エネルギーが強いため、皮膚や眼に与える影響が大きいです。
  2. 日焼けの主な原因: UVB波は皮膚の表皮層に強く作用し、急性の日焼け(サンバーン)を引き起こします。また、長期間の露出により皮膚がんのリスクも高まります。
  3. ビタミンD生成: 一方で、UVB波は皮膚でビタミンDを生成するために重要な役割を果たしています。適度な紫外線は健康に必要ですが、過剰な曝露には注意が必要です。
  4. 季節・時間帯による影響: UVB波は地球の大気によりかなり吸収されやすく、夏の時期や昼間の時間帯(特に午前10時~午後2時)に強くなります。冬や朝夕には弱くなります。

UVB波は適度に浴びることが重要ですが、過剰な曝露は皮膚や健康に悪影響を及ぼすため、日焼け止めなどで保護することが推奨されます。

UV-A波は肌の奥まで届く

UVA波(紫外線A波)は、波長が320~400ナノメートル(nm)の紫外線で、太陽光の中で最も多く地表に届く紫外線です。以下がUVA波の主な特徴です。

  1. 波長が長い: UVB波より波長が長く、地表に届く紫外線の約95%を占めます。ガラスや雲を通り抜けやすい特徴があります。
  2. 皮膚の深部まで到達: UVA波は皮膚の真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンなどを破壊し、しわやたるみといった光老化を引き起こす原因になります。
  3. 日焼け(即時型黒化): UVA波はすぐに肌を黒くする「即時型黒化」を引き起こしますが、皮膚の表面ではなく深い層に影響を与えるため、長期的なダメージが蓄積しやすいです。
  4. 一年中降り注ぐ: UVA波は季節や時間帯による変化が少なく、一年を通じて降り注いでいるため、冬でも日焼け止めなどの対策が必要です。
  5. DNAへの間接的なダメージ: UVB波のように直接DNAに損傷を与えることは少ないですが、酸化ストレスを引き起こし、間接的に細胞やDNAにダメージを与える可能性があります。

UVA波は老化の促進や長期的な皮膚ダメージに関係するため、UVB波と同様に防止対策が重要です。

それぞれに害を与える場所が変わってくるので、両方を同時に防ぐ必要があります。

SPFとPA、これなに?

1年中太陽の光は届いているので、夏以外でも紫外線の影響は受けていることになります。

紫外線防止に日焼け止めを使う人が多いと思いますが、選ぶ基準は「数値」ではありませんか?

数値が高いものの方が効果があると思いがちですが、そうではありません。

SPFは「1」で約20分間、UVB波を防ぐ数値です。

肌が赤くなり始めるのに個人差はあります。

SPF30の値で10時間ほど赤くなるのを防ぐことができるという意味です。

PAUVA波を防ぐ数値を「+」で表しています。「+」4つがMAXです。

通勤・通学・買い物・散歩などはSPF20、PA++以下で十分です。

市販されている「日焼け止め」というカテゴリーになると、SPF50の表記のものが売れる傾向にあるので、各社MAX値に近いものをそろえています。

SPF20のものでいい場合は赤ちゃん用で事足りますが、メイクとの相性を考えると下地にSPF効果があるものが便利だと思います。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い

日焼け止めの成分には、吸収剤と散乱剤があります。

紫外線吸収剤とは肌表面で紫外線を吸収し、化学反応によって熱などのエネルギーに変換することで、紫外線が皮膚内部まで到達するのを防ぐ働きを持つ化学物質のことです。 白浮きせず、きしみ感や粉っぽさがないので、多くの日焼け止め製品に使われます。数値が高いものはこちらが使われる傾向にあります。

紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。一般的に肌への負担が軽いのは散乱剤の方ですが、白浮きするのが難点です。

日焼け止めは塗り方がもっとも大切

SPF値は、皮膚1平方cmに対して2mgの日焼け止めを塗ったときの数値として表しています。

そのため、薄くのばしすぎると数値以下の効果しか発揮されません。

でも規定の量を塗ろうとすると顔全体で500円玉くらいのに。

結構多いんです。

その上からファンデーションをとなると、ムラになりやすかったり塗りにくい。

michi
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メイクをするときは下地やファンデーションを重ねるので規定より少なくても他のアイテムのUV効果と合わせれられるので大丈夫です。

肝心なのは、塗り直しをすること

顔はSPF効果が記載されているものでメイク直しを、体は2~3時間を目安に塗りなおしましょう。

効果を最大限引き出しながら維持できます。

日焼け止めで紫外線を予防したら、対策も忘れずに!

保湿は必須ですよ。

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