セラミドとは?効果と種類・選び方を元エステがわかりやすく解説

ヒアルロン酸、コラーゲン、なんとか幹細胞エキス……。世の中には、いろいろな美容成分があふれています。

乾燥肌・敏感肌の方ほど、「乾燥しているから、とりあえずヒアルロン酸やコラーゲン」と手に取りがちです。でも、あれもこれもと足すのは、ゆらいだ肌には逆効果になることもあります。

肌にとって、まず大切にしたい成分は「セラミド」です。セラミドの特徴を知ると、化粧品選びの軸が定まります。自分に合ったスキンケア選びの参考にしてみてくださいね。

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この記事がおすすめなのはこんな人

  • 乾燥肌さん
  • 敏感肌さん
  • スキンケア迷子さん

セラミドとは?肌のバリア機能を支える「細胞間脂質」

セラミドと角質層

セラミドは、肌の一番外側にある角質層の中の「細胞間脂質」の主成分です。角質細胞(レンガ)と、そのすき間を埋めるセラミド(セメント)が、ミルフィーユのように折り重なっているのが、健やかな肌の状態です。

セラミドは、いわば肌の「接着剤」。うるおいを抱え込み、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」を支えています。油になじみやすい(油溶性の)性質を持っているのも、覚えておきたいポイントです。

セラミドの役割|うるおいを守る

セラミドの役割

セラミドの役割は、大きく2つです。

  • バリア機能をサポート:角質層でうるおいを保ち、外部の刺激を受けにくい肌に整えます。
  • 高い保湿力:水分を抱え込む力にすぐれ、肌をふっくらとやわらかく保ちます。

セラミドそのものがうるおうというより、「うるおいをため込む」のが得意、というイメージですね。そのため、乾燥しがちな肌・敏感に傾いた肌のうるおいケアに向いています。

セラミドが不足するとどうなる?

セラミド不足の肌

セラミドが減ると、うるおいを保つ力が下がり、乾燥や肌荒れにつながりやすくなります。バリア機能もゆらぎ、外部刺激を受けやすい状態に。

セラミドは、加齢・季節の変化・紫外線・洗いすぎなどで減っていきます。特に年齢とともに減少しやすいので、意識して補いたい成分ですね。

セラミドの種類|どれを選べばいい?

ひとくちにセラミドといっても、いくつか種類があります。化粧品を選ぶときの目安に、特徴を整理しました。

種類特徴なじみ・保湿
ヒト型セラミド人のセラミドに似せて作られる(酵母由来)。表示例:セラミドNP など◎ なじみ・保湿ともに高い
天然セラミド哺乳類由来。ヒトのものに近い○ 保湿・なじみが期待できる
植物性セラミド大豆・米などから抽出。構造が一部異なる△ 低刺激だが原料により合わない場合も
類似(合成)セラミド石油原料から合成。安価△ 保湿力はやや控えめ

迷ったら、なじみと保湿のバランスが良い「ヒト型セラミド」を目安に選ぶのがおすすめです。成分表示では「セラミドNP」「セラミドAP」のように、セラミド+アルファベットで記載されていることが多いです。

セラミドの補い方|スキンケア・食事・サプリ

セラミドを補う方法

① スキンケアで補う

セラミド配合の化粧水やクリームで、肌に直接補う方法です。ヒト型・天然型は肌になじみやすいとされています。敏感肌向けの化粧水選びについては、こちらで具体的にまとめています。

② 食事で補う

体の内側からのケアも大切です。セラミドを含む食品には、大豆・小麦・こんにゃく・米ぬかなどがあります。バランスの良い食事の一部として、意識して取り入れてみてください。

③ サプリで補う

食事で摂りきれない場合は、サプリメントという方法もあります。続けやすさも考えて、自分に合う形を選びましょう。

元エステの選び方|「化粧水・ゲル」配合がおすすめな理由

セラミド化粧品の選び方

ここは、少し専門的なプロの視点です。セラミドは油溶性なので、成分としては油分の多い乳液やクリームの中のほうが「安定」します。ただ、油分の多い処方の中にあると、肌の角質層になじみにくいとも言われています。

逆に、水溶性の化粧水やゲルの中に配合されていると、成分としては少し不安定でも、肌の油分になじもうとして、角質層になじみやすくなります。そのため、私は化粧水や水溶性のゲルに配合されたセラミドを選ぶのがおすすめです。(※化粧品がはたらきかけるのは角質層までです。)

洗いすぎもセラミドを奪う|「引き算」も大切

意外と見落とされがちですが、セラミドは洗いすぎでも失われます。補うことばかりに気を取られず、必要以上に洗い落とさない「引き算」の視点も大切です。肌に必要な油分を守りながら洗う「オイル洗顔」については、こちらで詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. セラミドは化粧水と乳液、どちらで摂ればいい?

肌へのなじみやすさを考えると、化粧水や水溶性のゲルに配合されたものがおすすめです。そのうえで、乳液やクリームでフタをして、うるおいを閉じ込めましょう。

Q. どのセラミドを選べばいい?

迷ったら「ヒト型セラミド」を目安に。成分表示で「セラミドNP」「セラミドAP」などと書かれているものが該当します。

Q. 食べ物でもセラミドは補える?

大豆・こんにゃく・米ぬかなどに含まれます。スキンケアと食事、両面から取り入れると、うるおいを保ちやすくなります。

まとめ|乾燥・敏感肌ほど、まずセラミドから

セラミドケアのまとめ

セラミドは、肌の構造上、欠かせない成分です。「どんな化粧品を選べばいいか分からない」という方は、まずセラミド配合のものを手に取ってみてください。乾燥しがちで敏感に傾いた肌ほど、うるおいの土台としてセラミドが心強い味方になります。

いろいろな美容成分に目移りしているなら、なおのこと、まずはセラミドから。特徴を知って、自分に合った化粧品を選んでいきましょう。

※アトピー性皮膚炎など、皮膚の疾患がある場合は、自己判断でスキンケアだけに頼らず、皮膚科など専門の医療機関にご相談ください。

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