「生卵を飲むと肌がきれいになる」
そんな話を一度は聞いたことがあるかもしれません。
卵は栄養価の高い食品として知られていますが、
本当に生卵を飲むだけで美肌になれるのでしょうか?
元エステティシャンとして多くの肌を見てきた立場から言うと、
この説には 誤解されやすいポイント があります。
この記事では、
- 生卵と美肌の関係
- 卵に含まれる美肌に関係する栄養素
- 生卵を摂る際の注意点
- より効率よく卵の栄養を取り入れる方法
を、できるだけわかりやすく解説します。
結論|生卵を飲むだけで美肌になる根拠は弱い
結論からお伝えすると、
生卵を飲むだけで美肌になるという明確な科学的根拠はありません。
卵には確かに肌に良い栄養素が含まれていますが、
- 生で摂る必要はない
- むしろ吸収効率や安全面では注意が必要
という点が重要です。
卵に含まれる美肌に関係する栄養素と働き
卵が「美肌に良い」と言われる理由は、
含まれている栄養素のバランスの良さにあります。
ビタミンA|肌のターンオーバーをサポート
ビタミンAは、
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を助ける栄養素です。
不足すると、
- 乾燥しやすくなる
- 肌がごわつく
といったトラブルにつながることがあります。
ビオチン|肌や粘膜の健康を保つ
卵にはビオチン(ビタミンB群の一種)も含まれています。
ビオチンは、肌や粘膜の健康維持に関わる栄養素です。
ただし、生卵にはビオチンの吸収を妨げる成分 が含まれている点に注意が必要です。
良質なたんぱく質|肌の材料になる
肌はたんぱく質から作られています。
卵は必須アミノ酸をバランス良く含む、良質なたんぱく源です。
ただし、
たんぱく質も「摂れば摂るほど良い」というものではありません。
抗酸化成分|肌老化の対策に
卵には、セレンやビタミンEなどの抗酸化作用を持つ成分も含まれています。
これらは、肌老化の一因となる酸化ダメージの対策に役立ちます。
生卵を摂る際のリスクと注意点
サルモネラ菌などの食中毒リスク
生卵には、ごくまれにサルモネラ菌が付着している可能性があります。
特に、
- 免疫力が低下している方
- 小さな子ども
- 高齢者
は注意が必要です。
卵の調理法による栄養吸収の違い
ビオチンの吸収を妨げる「アビジン」
生卵の白身には「アビジン」という成分が含まれています。
これは、ビオチンの吸収を妨げる作用 を持っています。
加熱するとアビジンは失活するため、
ビオチンを効率よく摂りたい場合は加熱調理の方が適しています。
タンパク質の吸収率
卵に含まれるタンパク質は非常に良質ですが、調理法によって体内での吸収率が変わります。
- 生卵の吸収率
生卵のタンパク質は、体内での吸収率がやや低いです。具体的には、生卵のタンパク質の吸収率はおよそ 50% とされています。これは、生卵のタンパク質が熱変性されていないため、消化酵素による分解が難しく、吸収が不完全になることが理由です。 - 半熟卵の吸収率
半熟卵では、熱による調理で卵のタンパク質が部分的に変性し、消化吸収がしやすくなります。半熟卵の吸収率は 90% 以上 とされ、生卵に比べてかなり高くなります。これは、加熱によってタンパク質が変性し、消化酵素が働きやすくなるためです。
ビオチンの吸収に関する違い
前述のように、生卵白にはアビジンというタンパク質が含まれ、これがビオチン(ビタミンB7)の吸収を阻害します。しかし、卵を加熱するとアビジンが変性し、ビオチンの吸収が妨げられにくくなります。したがって、半熟卵やゆで卵の方がビオチンの吸収に優れています。
その他の栄養素
加熱によって一部のビタミンが損失することはありますが、基本的には半熟卵程度の加熱では、ビタミンやミネラルの吸収率には大きな影響はありません。
結論
生卵と比較して、半熟卵の方が消化吸収率が高いです。特にタンパク質の吸収が向上し、ビオチンの吸収阻害も少なくなります。そのため、栄養効率を考えると半熟卵や加熱した卵の方がより効果的と言えます。
まとめ
いかがでしょうか?
小難しい話を並べましたが、「生卵を飲むより温泉卵飲んで」という話です。
卵に含まれる栄養素は美肌に寄与する可能性がありますが、「生卵を飲む」こと自体が美肌に特に効果的であるという明確なエビデンスはないんです。
ある一つの食材で美肌になるならみーんな美肌。
美肌を目指すのであれば、バランスの取れた食事や、栄養豊富な食材を調理して摂取することがより安全で効果的!
ニキビが多い人はスナック菓子やチョコ抑えて、感想肌ならセラミド補う食品食べて。
次は完全なる美肌食でもまとめようかと思います。

