こんにちは、michiです。
鏡を見るとどうしても目がいく毛穴の汚れ。
毛穴が目立たない肌になりたい。
黒ずみがなくなればいいのに。
毛穴レスのつるつる肌が理想だから「毛穴レス肌」という言葉に反応しちゃいませんか?
そして毛穴をいじりたくなる。
根本的な原因を見直さないと、どんな化粧品を使っても解決にはなりません。
毛穴はなくせるものではありませんし「毛穴レス」なんて無理な話です。
では、どうして毛穴が目立たない人と目立つ人がいるのか。
この記事はこんな人におすすめ
・毛穴ケアを続けてもイチゴ鼻のまま
・毛穴の黒ずみが消えない
・毛穴ケアばかりしている
年代によって毛穴トラブルの原因が違う
原因が違うということは対策も変わってきます。
ご自身の年齢、症状はどれになりますか?
10代~20代の毛穴トラブル
毛穴には一つ一つ皮脂腺があり、そこから皮脂を分泌しています。
この皮脂が角質と混ざり硬くかたまると
「角栓」になります。
10代~20代の若い人に多い毛穴の悩みはほぼこれです。
また「角栓」によって押し広げられた毛穴は陰影がつきやすく、見た目に暗くみえることから目立つとも考えられています。
「角栓」を放置すると毛穴がつまり、アクネ菌が繁殖。
「ニキビ」になるので肌トラブルの連鎖です。
「角栓」ができにくいようにする化粧品でおすすめなのが泥パックです。
また、乾燥して角質が荒れると毛穴まわりが広がって見えるので、その場合も泥パックで余分な角質を除去し保湿することで変化してきます。
30代以降の毛穴トラブル
30代以降で多いのは真皮層の衰えによる「たるみ」です。
真皮は肌の奥の部分で、なかなか化粧品ではアプローチするのが難しいエリアです。
美顔器やエステ、美容医療に頼るのが悩み解決への近道になります。
また、食生活でもタンパク質を意識して摂りましょう。
真皮層にあるコラーゲンなどの繊維の成分はタンパク質をもとに作られるからです。
毛穴やハリツヤにはレチノールが常識になっているほどですが、敏感肌の方はもちろん普通肌の方でも赤くなったり強めの反応が出やすいデメリットがある成分です。
植物性レチノールと呼ばれている「バクチオール」という成分も登場していますので、A反応が怖い方は要チェックです。
共通の原因はターンオーバーの乱れ
どの年代も毛穴を詰まらせる要因が「角質」にあります。
角質は言い換えれば「垢」です。
垢と言われると不要なものに感じますが、人体を守っている大切なバリアです。
この角質の一生は、基底層から始まります。
基底層で生まれ→有棘層→顆粒層へと押し上げられる。
最後に角質層に行くまでに4週間かかります。
また、角質層にとどまるのは2週間ほどとも言われています。
大体1ヶ月で新しい細胞がどんどん生まれてくるんですが、これは若い人のサイクル。
年齢がすすむと倍ほど時間がかかったりします。
若い人でも角質層にどんどん溜まる一方では、ゴワゴワした肌になるのは想像できますよね?
ターンオーバーを正常化することは、美肌の根本だと言えます。
毛穴を大きく見せている別の理由:男性ホルモン
「角栓」のもとになる「皮脂」は皮脂腺で作られています。
この皮脂腺、生まれた時からもちろんあります。
ではなぜ子供は目立たないのか。
それは皮脂腺がまだ小さいから。思春期を迎えるころに大きくなり、毛穴も広がって見えてきます。
その理由は男性ホルモンの増加。
成長期に欠かせない男性ホルモンが増えると皮脂が多く作られます。
この頃のニキビが「思春期ニキビ」と言われるのは、思春期に男性ホルモンが増えることでできるニキビだからです。
必要不可欠なホルモンなので、女性でも分泌されますし、ゼロにするわけにはいきません。
でも生活習慣である程度抑制することができるんです。
毛穴のための生活習慣ポイント
毛穴を大きく見せる皮脂腺。
それを大きくする原因の「男性ホルモン」はいくつかのポイントに気を付ければ、過剰分泌を防げます。
女性でニキビに悩む人は、少なからず遺伝的に男性ホルモンが多いことが理由として考えられるので、次のことを意識してみましょう。
草食系の食事に変える
男性ホルモンを抑えるには、女性ホルモン「エストロゲン」を分泌させると抑制されると言われています。
エストロゲンそのものが含まれる食材はありませんが、似た作用を持つものは「大豆」が知られています。
「大豆イソフラボン」は納豆や豆乳に多く含まれます。
また、皮脂の分泌を抑えるビタミンB₂とB₆を摂りましょう。
「男性ホルモン・皮脂を抑えるおすすめ食材」
- 納豆
- 豆乳
- 緑茶や紅茶
- たまご
- ブロッコリー
- ごま
- マグロ
男性ホルモンは、コレステロールを元に作られています。
以下の食べ物は男性ホルモンを増加させるので皮脂や毛穴が気になる場合は控えるといいかもしれません
- 牛乳……動物性たんぱく質です。成長に欠かせませんが「テストステロン」(男性ホルモン)の分泌に関わるので量を加減しましょう。
- 肉類……動物性たんぱく質。
- ネギ類……玉ねぎ、にら、ねぎは男性ホルモン「アンドロゲン」の生成を促進
- アボカド……ホルモン調整(特にアンドロゲン)を活発にするビタミンEが豊富
- 山芋……男性ホルモン「DHEA」の値を上げると言われている
- ニンニク……たんぱく質と合わせると(例えばステーキ)男性ホルモンアップ
睡眠時間の見直し
睡眠時間が短かったり、夜更かしをしたりと睡眠の質が悪くなると、ホルモンバランスに影響が出てきます。
夜は眠ることで肌細胞の修復や、生まれ変わりを促進させます。
これは成長ホルモンによる作用ですが、寝なければ成長ホルモンはしっかりと分泌されないので、睡眠時間は毛穴うんぬんの前に美肌には欠かせない重要ポイントです。
ストレスコントロール
ストレスが増えると「老化ホルモン」が多くなることがわかっています。
これも毛穴以前にキレイな肌には大切なこと。
ストレスを溜めないように、うまくストレスを発散させましょう。
詳しくはこちら⇩の記事で
化粧品の選び方は?
生活習慣を見直しても、遺伝的要因で皮脂の分泌が多い人もいます。
そんな時に、皮脂を抑制する成分が配合されている化粧品を選ぶのも有効です。
朝の皮脂抑制スキンケア
朝はビタミンC入りの化粧品がおすすめです。
ビタミンCには皮脂抑制の効果があります。化粧水でも美容液でもOKです。
また、紫外線は毛穴の開きを招きます。
しっかりと日焼け止めを塗りましょう。
夜の皮脂抑制スキンケア
油分は油分で制す。
夜は先ほども紹介した「バクチオール」入りのオイルでレチノール効果を取り入れましょう。
まとめ
いかがでしたか?
毛穴ケアの化粧品は数多くありますが、なぜ毛穴が大きくなるか分かっていただけたと思います。
年齢や症状によって対策が変わってきますが、共通するのは皮膚のターンオーバーを正常に保つこと。
それにはホームケアが不可欠です!!
自宅でケアをしない人が、月に1回のエステで美肌になるはずがありません。
毛穴をきれいにしたいという気持ちがあるなら、ご自身で毎日対策していきましょう。
エステはホームケアのサポートです。
様子を見ながら必要な部分に必要なことを足したり、時には引いたり。
その人にとって今いる物、必要なケアを見極めるには定期的にプロに聞いてほしい。
化粧品カウンターでもいいし、近くのエステサロンでもいいし。
なんでもかんでも新商品だからとすすめてくる店員からは逃げましょう。
ホームケアこそ全て!
くらいに思って、毎日のスキンケアを楽しんでほしいな~、ほんと。